新婚旅行
2024年 10月 25日
日本で初めて新婚旅行に行ったご夫婦は、
坂本龍馬と妻お龍、
念願の高千穂登山をし霧島へ旅行したそうです。
霧島ツツジに感動し
硫黄谷温泉はじめとする温泉地を巡って
観光を楽しんだと伝わっています。
その時代以降、
新婚旅行先として選ばれたのは、
熱海、伊豆・箱根、関西では和歌浦、
40年代は、上記に加え、
なかでも「宮崎」に多くの方々が
旅行したそうです。
宮崎は、
昭和天皇第五皇女島津貴子さんと
島津家第十二代当主忠義公の孫である久永氏が、
新婚旅行の地に選ばれたことで注目され、
空路を使って旅行することでも人気を博し、
「新婚旅行のメッカ」として
多くの新郎新婦が選ばれました。
関西では南紀白浜も人気がありました。
昭和50年〜60年代には、
海外旅行の自由化(昭和39年)、
ジャンボジェット機導入などで海外旅行が
身近なものとなり、
昭和50年代には
グァム、サイパン、ハワイ、東南アジア、
昭和60年代には
北米、欧州なども加わりました。
現在では、
国内では沖縄、北海道、
海外ではハワイ、ヨーロッパとなっておりますが、
コロナ禍ゆえの社会情勢に続き、
今は、円安、物価高、
夫婦揃っての休暇の確保が未確定、
また、
インバウンドの増加による
国際線、国内でも交通手段、ホテルなどの確保が
激戦、混雑などが、
新婚旅行の実施に影響していると云われます。
私達より一世代前あたりでしょうか。
結婚式がお開きになった後の
新婚旅行への出発には、
日本の至る所で
レイをかけた新郎新婦を囲んでお見送りする光景が
見られたのは、
遠い昔です。
ちなみに、
ふたりの義姉夫婦が結婚した際には、
そのように賑々しくお見送りを受け、
ハワイへと新婚旅行に出かけたそうです。
私達夫婦は、
ひょんなことからお知り合いになった方のお話に
感化され、
そのころ新婚旅行先として人気があった
オーストラリアとニュージーランドに
出かけました。
広大な大地とエメラルドグリーンの海洋、
平和で長閑な景色は、
若い私達夫婦に
数々のメッセージをいただきました。
車窓から見た
のびやかで、のどかな家々の様子は、
目に心に焼きつき、
新築当時、
理想のイメージとして思い描いていたと云っても
過言ではありません。
結婚記念日を迎える度、
懐かしく思い出す記憶の一片です。
こちらの花束は、
結婚記念日に
夫からいただきました。
ありがとうございます。
今年の結婚記念日に向けて。
昨年の結婚記念日に向けての記事です。
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by mary_snowflake
| 2024-10-25 09:30
| 花