近年注目を集めているHYGGE(フュッゲ)という言葉、一度は耳にされたことがあるかと思います。
冬が長く夜も長いデンマーク、そこに住むデンマークの人々が大切にしている時間の過ごし方、心の持ち方を表す言葉、そして、ほっと寛げる心地よい空間と時間といいましょうか。
自然と親しみ、人と人との触れ合いから生まれる
温かな雰囲気、そこから感じられる幸福感や充実感と日常の暮らしを楽しむ姿勢をいいます。
HYGGE(フュッゲ)
私は、友人のホテルで過ごすうち、この言葉をしだいに思い出し、ホテル全体からのメッセージを感じました。
出発前、ホテルのホームページは見ましたが、友人からは、ホテルの話を何も聞くことなく訪れました。
ブログに綴るも綴らないも私次第、何を綴ってほしいこともなく、もし綴るのであれば、私が感じたそのままを綴ってかまわないとのこと。
私は、心を無にしホテルを愉しみました。
その日、夕食のためホテルから一度外出しましたが、そのお店を出る頃には雨模様、
傘をさすともなく小雨に打たれながらホテルに戻りました。
スタッフの方々から「おかえりなさいませ」と迎えられ、それが、なんともさりげなく、心地よい。
無論マスク姿ですが、目で会話されるその奥の表情は伝わってきます。
ふと視線をのばすと、昼間は何も置いていなかったテーブルの上にキャンドル。
トーンを落とした館内に炎が点在し、幻想的な世界がひろがります。
それらは、幼い頃に見た家の灯りを思い出させるようでもあり、温かく、どこか懐かしく、
夕方、あたりが薄暗くなった頃、遊んで帰った道すがらに見た灯りのように見えました。
後にお聞きすると、雨の日は、晴れの日より一層キャンドルの数を増やされるようでした。なにかしら家庭の在り方にも繋がるように思えました。
不規則な炎のゆらぎに
しばし、身も心もゆだねる時間、
スタッフの方と
少しばかりキャンドルの話をした後、
今日一日の愉しい気持ちと心地良さとともに
階上へと上がっていきました。
フロントのフラワー
手作りのクッキーは
雨の日のギフト
館内は、
北欧スタイルのインテリア、アート、
そこに、
エコ、オーガニックの備品、設え、
心地良さにこだわるホテルのポリシーが伝わり、
快適かつ癒しでもあります。
ベッドの寝心地の良さは、
個人的に気に入り、快眠できましたので
書き添えておきます。
友人のホテルの名は、
「ザ・レインホテル京都」
THE REIGN HOTEL
KYOTO
治世という意味合いを持つReign、
雨のRainにもかける言葉遊びも含み、
たとえ雨の日であっても居心地の良い体験やサービスを提供したいというメッセージが込められています。
ザ・レインホテル京都
↓
レストランのことは、
追って綴りたいと思います。