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ミセス サファイア 静けさの中で

四季を感じながら、食と好きなもの、日々の出来事を通して心のままに綴りたいと思います。


by sapphire

心の花と百人一首



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色見えでうつろふものは
世の中の
人の心の花にぞありける


古今和歌集

三十六歌仙の内
小野小町



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植物の花の変化と、恋心の変化を
「心の花」という言葉で双方を結びつけ、
対比した美しい歌


どのような人にも失恋は訪れます。

自分を愛してくれた人の
変わらないと思っていた心が変わってしまった、

そのことを正直に率直に歌い、
それでも花だと歌う小野小町の歌の力強さ、

それでいて華やかな歌だと
私は思います。



それでは、
百人一首の中の小野小町の歌を一首

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「はなのいろは うつりなけりな
いたづらに
わがみよにふる ながめせしまに」


幼い頃から意味もわからず親しんでいた
きれいなお姫さまの歌は、
女の一生を詠った
小野小町の歌でした。

坊主めくりの時、
お姫さまの札が出ると
なんだか嬉しい気分になったものです。



最後は、
百人一首の中から私が好きだと思う歌


「せをはやみ いはにせかるる
たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ」

崇徳院
(詞花集)




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幼い頃、お正月には、
母の調度の「百人一首」で
かるた遊びを楽しみました。

母の手で、その美しい箱が開けられ、
お姫さまの絵札を床の間に並べたり、
父が読み上げる歌の響きが部屋中に満たされ、
百人一首は、
幼心にめでたさを感じました。

たしか、松の内だけは
その金箔が施されたお札で遊んでよかったと
記憶しています。

今でも、
百人一首というとお正月、
非日常のハレの日を思います。



厳寒の冬の夜、しばし浮世を忘れ、
平安の世に思いを馳せ、
百人一首などいかがでしょうか。


皆さま、お健やかで穏やかな週末を
お過ごし下さいませ。



以前の「百人一首」の記事です。







「小倉百人一首は、風雅の代名詞。
日本文化のあらゆる美が詰まった宝箱です。
ここまで有名にしたのは、“かるた”という遊びの力です」

馬場あき子氏






by mary_snowflake | 2021-01-23 08:35 | 好きなもの