心の花と百人一首
2021年 01月 23日
色見えでうつろふものは
世の中の
人の心の花にぞありける
古今和歌集
三十六歌仙の内
小野小町
植物の花の変化と、恋心の変化を
「心の花」という言葉で双方を結びつけ、
対比した美しい歌
どのような人にも失恋は訪れます。
自分を愛してくれた人の
変わらないと思っていた心が変わってしまった、
そのことを正直に率直に歌い、
それでも花だと歌う小野小町の歌の力強さ、
それでいて華やかな歌だと
私は思います。
それでは、
百人一首の中の小野小町の歌を一首
↓
「はなのいろは うつりなけりな
いたづらに
わがみよにふる ながめせしまに」
幼い頃から意味もわからず親しんでいた
きれいなお姫さまの歌は、
女の一生を詠った
小野小町の歌でした。
坊主めくりの時、
お姫さまの札が出ると
なんだか嬉しい気分になったものです。
最後は、
百人一首の中から私が好きだと思う歌
「せをはやみ いはにせかるる
たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ」
崇徳院
(詞花集)
幼い頃、お正月には、
母の調度の「百人一首」で
かるた遊びを楽しみました。
母の手で、その美しい箱が開けられ、
お姫さまの絵札を床の間に並べたり、、
父が読み上げる歌の響きが部屋中に満たされ、
百人一首は、
幼心にめでたさを感じました。
たしか、松の内だけは
その金箔が施されたお札で遊んでよかったと
記憶しています。
今でも、
百人一首というとお正月、
非日常のハレの日を思います。
厳寒の冬の夜、しばし浮世を忘れ、
平安の世に思いを馳せ、
百人一首などいかがでしょうか。
皆さま、お健やかで穏やかな週末を
お過ごし下さいませ。
以前の「百人一首」の記事です。
↓
「小倉百人一首は、風雅の代名詞。
日本文化のあらゆる美が詰まった宝箱です。
ここまで有名にしたのは、“かるた”という遊びの力です」
馬場あき子氏
by mary_snowflake
| 2021-01-23 08:35
| 好きなもの






