食器棚のお気に入り
2020年 04月 30日
私は、普段の夕食で
器やテーブルクロスだけが
目立つことがないようにという目標があります。
私のテーブルが
それらだけが目立っているならば、
お料理が未熟だからだと思っています。
こちらは、とても好きなお椀
先日、こんなふうに
炊き合わせを盛りつけました。
なます皿
お雛様のお祝いの時、
酢の物を盛りつけました。
大好きな藍九谷
先日、新じゃがいもの煮物を。
これからの季節の食卓を
思い浮かべながら作業しています。
私は、結婚当時、
実家の器を
譲り受けることはしませんでした。
実母は、よく
「使えるようになったら渡します」と
言っていました。
ついに、生前の母に その多くを貰うことはなく
母は、他界しました。
四十九日法要を終え、
父に誘導され 妹と収納部屋に入ると、
風呂敷に包まれたものが目に映りました。
そこには、磨き上げられた母の愛用品、
娘達が持ち帰っていいように
整えられていました。
母は、長らく父の介護のもと
暮らしていましたので、
どれだけ前に支度していたのか
検討がつきません。
しかし、この時、たしかに
母の思いが伝わりました。
私は、未だ、
母の愛用品を使う自分に達しておりません。
この数年、
そんなことを感じながら
食器棚の整理をしています。
by mary_snowflake
| 2020-04-30 22:15
| 家の中