「家の作りやうは、夏をむねとすべし。
冬はいかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へがたき事なり」
徒然草
兼好法師の時代は
冷房設備もない時代ですが、
今も昔も、
夏のやりきれないむし暑さには変わりないと
思います。
ゆえに、
日本の昔の民家は、
夏を主とし、
障子や襖など家中の仕切りを全部取りはずすと
南風が家中を吹きぬける
田の字型の造りが多くありました。
団扇の風や簾を通して入ってくる風も
木陰と同じく温度を下げる効果があり、
暑さの中に
ちらっと感じる涼しさは、日本の風情、
湿度がある風土ならではの
特産物だと聞きました。
日曜日は、
心なしか吹く風に涼しさを感じる日でした。
今日はいつもより
暑いの?涼しいの?と問う娘に、
昨日までより少し気温が低いかもねと答えました。
娘とたわいもない話をしながら
午前中から少しずつ食事を支度しました。
そんな日の夕食です。
夕食は、
冷やし冬瓜 蟹あんかけ
以前日本料理のレッスンで習った方法で
緑の色をそのままに
午前中から冷やしました。
この時期、冷んやりとした冬瓜と
とろっとした蟹あんかけは、
口当たり良く好きな夏のお料理です。
他は、お造り 鰻ざく 牛肉のアスパラ巻きオクラの胡麻和え ピーマンのおかか和え沢煮椀
茄子のグラタン
家人の友は、
石川のにごり酒
竹葉
能登の米、能登の水で醸す
能登の地酒、
しぼりたての生き生きとした旨みは他になく
柔らかい甘みとスッキリとした後味の
美味しいお酒です。
お陰様で夏の贅沢をさせていただいています。
夏のにごり酒、夏の食材をつかい
ゆっくり
娘を迎えた夕食でした。
娘の自宅待機
彼の地の出発前と帰国後に
あらゆる設定を済ませた後、
入国者健康確認センターのフォローアップがあります。
一日に数回、
ビデオ通話やアプリのプッシュ通知で
位置情報の確認と健康状態の確認があり、
それに答えます。
体調不良の場合は、保健所等に連絡することに
なっています。
娘は、家族以外とは接触せず、
私達も出来るだけそうしています。
今のところ、
彼女は体調不良もなく元気にしております。